歯科用インプラント

美しい見た目と本物のような噛み心地を実現するインプラント

虫歯や歯周病などの病気や交通事故・スポーツ事故などで失ってしまった歯の機能を回復する、入れ歯に代わる手段として、近年普及しつつあるのが「インプラント治療」です。自分の歯を取り戻したかのような美しい見た目と本物さながらの噛み心地、また周りの歯に負担をかけずに失った部分だけを回復できる点などですぐれた治療法です。

練馬区・石神井公園の歯科医院「Shimizu Dental Clinic(清水デンタルクリニック)」では、できるだけ体へのリスクを抑えたインプラント治療をご提案するのはもちろん、治療後も良好な状態を維持するための定期的なメインテナンスまで対応いたします。

当院のインプラント治療

インプラント診療所インプラントは歯の機能を回復するためのすぐれた治療法ですが、それでもやはりご自身の歯にはかないません。そのため当院では、「治療が大変そうだからインプラントに」という考えではなく、まず歯を残すことを最優先に考えます。どうしても歯を残せない場合やすでに歯を失ってしまった場合に、初めてインプラント治療が選択肢に入ります。その際は、よい点だけでなくリスクもしっかり説明し、患者さんにご納得いただいてから治療に進みます。

トレーニングを受けたドクターによる治療

多保 学インプラント治療には、歯科先進国のアメリカのロサンゼルスで3年にわたってインプラントのトレーニングを積み、帰国後も多くのインプラント治療を成功させた実績を持つ院長・清水雄一郎が主に治療にあたります。また、アメリカインプラント学会の専門医と連携することで、骨が少ないなど他院では治療が困難な難症例にも対応可能。また、治療のサポートは日本口腔インプラント学会認定の歯科衛生士が行います。インプラントの専門家によるチーム医療で、安全性・確実性の高いインプラント治療を実現します。

歯科用CTを用いた診断&シミュレーション

インプラント用CTスキャン歯科用CTを用いた撮影と3D画像解析、データ処理で、顎の骨の幅、奥行き、骨密度、さらに神経・血管の位置などを正確に把握することができます。手術前にインプラントを埋入する位置・角度を高精度でシミュレーションできるため、より精密な治療計画を立てることが可能です。

個室診療室での治療

インプラント用個室診療室外科手術を伴うインプラント治療は、治療を行う環境が非常に重要です。当院では衛生性を重視し感染管理を十分意識した個室診療室で手術を行いますので、安心して治療を受けていただけます。

サージカルガイドを用いた安全・確実な手術

インプラント治療は顎の骨にドリルで穴を開けてチタン製のインプラント体を埋入する治療ですが、その最適な位置を定めるには高度な技術が必要であり、リスクも伴います。このようなリスクを低減し、安全かつ極めて正確なインプラント埋入を可能にするのが「サージカルガイド」です。コンピュータ上で埋入位置をシミュレーションしたのち「ガイド」を製作し、それに沿って埋入手術を行うことで、歯ぐきの切開を最小限に抑え、かつ精度の高い治療が可能になります。

麻酔専門医による麻酔処置

インプラント治療は外科手術を伴うため、痛みの不安から敬遠される方も少なくありません。当院では手術中の痛みや術前~術後の不安感・恐怖感をできるだけ抑えるため、麻酔専門医による麻酔処置を行っています。一般的な局所麻酔に加え、向精神薬や鎮痛剤、鎮静剤を組み合わせた薬液を点滴で投与して不安感・恐怖感をやわらげる「静脈内鎮静法」も実施可能。落ち着いた気持ちで治療に臨んでいただけます。

2つのタイプの人工歯冠の使い分け

セメント合着タイプは、審美性を保つ事ができる一方、インプラント周囲に余剰接着材の取り残しが起こる可能性があり、その取り残しが、インプラント周囲炎の多くを引き起こしているという論文報告があります。
スクリュー固定タイプは、クラウンにねじ穴があいています。ねじ穴は、歯と同じ色の材料でフタをしますので目立ちませんが、前歯など目立つ場所ではデメリットとなります。その一方で、セメントを一切使わないため、インプラント周囲炎のリスクを抑え、歯ぐきを健康に保つことができます。そのため、当院では、スクリュー固定タイプを基本として、審美性が重要視される場合やスクリュー固定ができない場合のみ、セメント合着タイプを使用します。

インプラントのリスクについて

インプラントのカウンセリングインプラントにはよい点だけでなく、リスクも存在します。そのリスクを患者さんにお伝えし、なおかつそのリスクをできるだけ低減させて治療を行うことも、私たち歯科医師の重要な役割だと考えています。以下では、インプラント治療に伴うリスクと、リスクに対する当院の取り組みをご案内しています。

手術に伴うリスク

●出血・神経損傷

顎の骨の周りには重要な血管があり、手術時には多くの出血や神経を損傷してしまうリスクが付きまといます。そのため、手術には正しい知識と適切な処置が必要です。当院では、最新の歯科用CTを用いて骨の厚さや、神経の位置をあらかじめ把握し、血管や神経を傷つけないよう慎重に手術を行っています。

手術後数ヶ月以内のリスク

●細菌感染

糖尿病や喫煙習慣がある方は、細菌感染への抵抗力が弱まるため注意が必要です。術前に病状や習慣をコントロールすることで、ある程度のリスク管理ができます。リスクが高いと判断される場合には、インプラント治療を受けないという英断も必要になります。

●インプラントと骨の結合失敗

インプラントは骨と結合することで、噛む力に耐えられるようになります。しかし、まれに骨と結合しない場合があります。噛み合わせや術後の管理をしっかりと行うことで、こうしたリスクを減らしていきます。

治療完了後のリスク

●インプラント周囲炎

インプラント治療後に、適切なメインテナンスを怠ると、インプラントの周囲に歯周病に似た炎症を引き起こすことがあります。これは「インプラント周囲炎」です。進行すると、インプラントを支える骨が溶け、最悪の場合インプラントが抜け落ちることもあるため、術後の管理が極めて重要です。当院には、日本口腔インプラント学会認定専門歯科衛生士が在籍しており、インプラント周囲炎のリスクを抑えるためのメインテナンス体制を整えています。

金属アレルギーを気にされる方へ

ジルコニアインプラント

メタルフリーインプラントチタンは安全性の高い材料ですが、金属アレルギーを示す症例報告も上がってきています。当院では、そのような方のために、スイス製のZ-Systemsというセラミックインプラント(ジルコニアインプラント)を提供しています。EUおよび米国(FDA)認可のもと既に欧米では30,000例も行われているセラミックインプラントです。

症状に合わせた治療方法

抜歯即時埋入

抜歯即時埋入インプラント一般的なインプラント治療では、抜歯後の穴が治癒するまで待ってからインプラント埋入を行うため、治療完了まで長い期間がかかります。「抜歯即時埋入」は、抜歯したその日にインプラントを埋入するため、治療期間を大幅に短縮することができます。ただし、通常にインプラント治療に比べ、適応症例がかぎられます。

フラップレス手術(無切開手術)

フラップレス インプラント手術通常のインプラント治療では、表面の歯ぐきを切開し手術部位を確認して埋入を行います。当院では、歯科用CTによる精密な診断とシミュレーションにより、最小限の切開でのインプラント治療を可能にしています。

ALL ON 4

オールオンフォー all on 4 インプラント多くの歯を失ってしまった方や、すでに総入れ歯をご使用中の方などに行うインプラント治療。上下の顎に4本ずつのインプラントを埋入してそのインプラントですべての人工歯を支えます。インプラントの数を最小限に抑えることができ、体や費用の負担を大幅に軽減できます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラント支持の義歯「ALL ON 4」と同様、多くの歯を失ってしまった方に行うインプラント治療です。2~4本のインプラントを埋入し、取り外しが可能な専用の人工歯(総入れ歯)を装着します。

骨が少ない方に向けた治療

サイナスリフト

インプラント前のサイナスリフト手術インプラントを埋入したい箇所に骨が足りない場合、骨の厚みを増やす必要があります。「サイナスリフト」は、上顎洞付近の歯ぐきを切開して骨を削り、そこへ人工の骨を補填し骨造成する方法。これにより、インプラント治療に必要な骨量を確保します。

ソケットリフト

インプラント前のソケットリフト手術サイナスリフト同様、骨の厚みを増やす治療。上顎洞の底部を削って持ち上げ、その隙間に人工の骨を補填し骨造成します。サイナスリフトは側面から行い、ソケットリフトは縦方向から行うという違いがあります。

GBR

インプラントと同時に骨を増やす歯周病などで骨が溶け、インプラント治療に必要な骨量が足りないときに行う歯周組織再生療法です。インプラントを埋入した状態で自家骨(自分の骨)や骨補填材を入れて「メンブレン」と呼ばれる特殊な膜で覆うことで骨の再生を促します。

リッジプリザベーション

抜いた後の骨をインプラント用に維持するインプラントに備えて抜歯しても、その後の骨の吸収によって治療が難しいと判断される場合に行う治療です。抜歯した箇所に自家骨や人工骨を入れ、コラーゲンシートやメンブレンで覆うことで、骨の吸収を抑制し、人工骨を定着させます。