虫歯とは
虫歯は、歯に付着した細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気です。しかし、細菌だけが原因ではありません。食習慣、清掃状態、唾液の量、歯ぎしりや食いしばりなど、さまざまな要因が重なることで発症し、進行します。
虫歯は歯だけの問題ではなく、お口の環境全体に起きた変化の結果として考える必要があります。
当院のアプローチを下にまとめていますので、必要に応じて読み進めてください。各タイトルをタップまたはクリックで開きます。
なぜ虫歯になるのか
お口の中では毎日、歯が溶ける「脱灰」と、元に戻ろうとする「再石灰化」が繰り返されています。虫歯は、このバランスが崩れたときに進行します。
例えば、糖分を摂る回数が多い場合や磨き残しが続いている場合には、歯が溶けやすい状態になります。また、唾液が少ない場合や、歯ぎしり・食いしばりによって歯に負担がかかっている場合も、虫歯が進行しやすくなります。
虫歯は一つの原因で起こる病気ではありません。そのため、「どこが虫歯になったか」だけでなく、「なぜそこに虫歯ができたのか」をよく考えることが重要です。
当院の虫歯治療の考え方
虫歯を削ることそのものは手段のひとつであり、目的ではありません。Shimizu Methodの考え方に従って、虫歯になった原因や背景を確認し、その歯をこれからどのように維持していくかを考えながら治療方針を決定します。
また、虫歯が見つかった場合でも、すぐに削るとは限りません。進行の程度や神経の状態、お口の環境などを総合的に確認し、経過観察が適切なのか、治療が必要なのかを判断します。
診断を重視する理由
見た目だけで虫歯の状態を正確に判断することはできません。虫歯の進行度だけでなく、進行する速さや神経への影響、生活習慣、お口の環境なども含めて評価しています。
同じように見える虫歯でも、
- しばらく経過をみられる場合
- 早めの治療が必要な場合
- 神経を残せる可能性がある場合
- 根管治療が必要な場合
では対応が大きく異なります。
虫歯治療の流れ
虫歯ができた原因となる清掃状態、食習慣、唾液の状態、歯ぎしりや食いしばりなどを確認し、必要に応じて改善に取り組み、治療後に歯を長く維持できる環境を整えます。そのうえで、進行した虫歯がある場合には、虫歯の部分を取り除きます。その際は、健康な歯の部分をできるだけ残すようにしています。
虫歯が深く神経に近い場合には、神経を残せる可能性があるかどうかを慎重に判断します。神経を残せると考えられる場合には、それを保護する処置を選択することがあります。
最後に、歯の状態に合わせて修復を行い、噛む機能を回復します。修復方法は、虫歯の大きさや残っている歯の量、噛み合わせの状態などを踏まえて選択します。
治療後に必要なこと
虫歯は、一度治療したら終わる病気ではありません。虫歯の原因となる細菌は、お口の中から完全になくすことはできません。また、生活習慣や唾液の状態、歯にかかる力、年齢などによって、お口の環境は少しずつ変化していきます。そのため、一度治療して終わりではなく、再発しにくい環境を維持していくことが重要です。
当院では、歯の寿命をできるだけ延ばせるよう様々なケアを行いながら、歯を失う時期をできるだけ後ろへずらし、自分の歯で食べ、話し、笑える期間を長く保てるよう診療を行っています。
関連するページ
虫歯の治療について
病気を知る
長く維持するために