
当院では、診査・診断を重視し、質の高い歯科医療を通して、できるだけ長い期間にわたってお口の健康を維持することを目標に診療しています。
このページでは、そうような当院の診療方針の元となった院長の経験や考え方をご紹介します。
歯科医療に対する考え方

院長が留学中に出会った「技術や知識を持っていることは歯科医師として当然であり、患者さんの人生を通してお口の健康を支えることが一流の歯科医師である」という考え方は、当院の診療方針の基礎となっています。
お口の中の病気はゆっくり進行することが多いため、原因を見つけ出し、それを取り除きながら発症や再発を防ぐ、という考え方が大切です。穴があいたから削って詰める、歯ぐきが腫れたから薬を塗るといった対症療法だけで終わるのではなく、その原因や背景まで含めて治療を行うことを重視しています。
初回の検査では、レントゲン写真を含む多くの検査や情報をもとに、お口の状況を多角的に確認します。そのうえで、現在の状態だけでなく、その原因や将来起こりうる変化も考慮し、患者さんの希望や価値観を踏まえながら、歯を長く守るための管理計画や治療計画を一緒に立てていきます。
予防についての考え方

病気がある方もない方も、10年後・20年後にも今の状態を維持できているとすれば、それは生活の質を支える大きな価値につながります。
そのためには、歯周病や虫歯、噛み合わせによる過剰な負担などのリスクを減らし、問題を早期に発見して対処することが大切です。ご家庭での日々のセルフケアと当院での定期的なメンテナンスは、そのために重要な役割を担っています。
継続的な予防管理において、その中心的な役割を担うのが、口腔衛生の専門家である歯科衛生士です。
歯科衛生士もまた、患者さんの人生を通してお口の健康を支える存在であるべきだという医院の考え方を共有しています。そして、長期的な健康維持のためには、歯科医院だけでなく、患者さんご自身が健康でありたいと考え、日々のセルフケアに取り組むことも欠かせません。
学び続ける理由

院長は、細かい作業が好きだったことと、人の役に立つ仕事がしたいという思いから歯科医師を志しました。
歯科大学卒業後は、同じく歯科医師であった父のもとで診療に携わり、地域医療の現場で経験を重ねました。その後、アメリカの総合医プログラム(AEGD)に参加し、北米の歯科医学を幅広く学ぶ機会を得ました。
留学中に出会った「タッカースタディクラブ」の治療哲学は、現在の診療方針に大きな影響を与えています。丁寧な診査・診断に基づき、再治療のリスクを減らし、できるだけ歯の寿命を延ばすことを目指す考え方は、当院の診療の根幹となっています。
帰国後も海外で開催される学術集会への参加を続け、日本国内だけでなく海外の歯科医師からも学び続けています。また、翻訳や要約を介さない一次情報に触れることを重視し、根拠に基づいた知識や技術を診療へ取り入れるよう努めています。
これまでの学びを通じて、多くの海外の歯科医師との交流や個人診療所の見学の機会にも恵まれました。北米の歯科医療について語られる理論だけでなく、実際の地域医療の現場に触れ続けてきた経験は、現在の診療や医院運営の考え方にも大きく活かされています。
教育・講演活動について

院長はこれまで、歯科医療に関する専門誌への執筆や、国内外での学会・オンライン講習会での発表を行ってきました。
臨床経験や海外での学びをもとに、診査・診断の重要性や治療の確実性を高めるための考え方や手順について発信しています。
こうした活動は、自らの知識や経験を整理し、客観的に見直す機会にもなっています。また、日々の診療で得られた知見を歯科医療従事者と共有することで、より良い医療につなげることを目指しています。
論文や一次情報をもとに考え、過度な主張に偏ることなく判断する姿勢は、日々の診療や医院運営にも共通する考え方です。
スタッフと共に育つ医院へ
院長は、留学中に歯科学生教育の講師として携わった経験から、日本と北米では教育に対する考え方や仕組みに違いがあることを実感しました。
日本にはチームワークや丁寧な技術指導といった優れた文化があります。一方で、北米では一人ひとりの個性や主体性を尊重しながら育成することや、患者さんの長期的な健康を支える視点が重視されています。
当院では、それぞれの良さを取り入れながら、診療の考え方や判断基準を共有し、スタッフ全員が継続的に学べる環境づくりに取り組んでいます。また、知識や技術の習得だけでなく、患者さん一人ひとりの価値観や生活背景を理解し、長期的な健康を支えられる医療従事者の育成ができるよう心がけています。
特定の個人の経験や技術に依存するのではなく、医院全体として安定した医療を提供できることを目指しています。
経歴
- 1996年 暁星高校卒業
- 2002年 日本歯科大学歯学部 卒業
- 2009年 米国 UCLA 歯科総合医プログラム(AEGD)修了
- 2010年 米国 UCLA 修復プログラム(Restorative Dentistry)修了
- 2010年 タッカースタディクラブ日本支部 設立
- 2016年 Shimizu Dental Clinic 開院
- 専門誌への執筆、学会、講習会等での講演
- 所属学会:
- Academy of RV Tucker Gold Study Clubs(次年度 会長)
- American Academy of Gold Foil Operators(次年度 第3理事)
- Academy of Operative Dentistry(会員)
- 日本メタルフリー歯科学会(常任理事)
- 日本歯科医師会
- 東京都歯科医師会
- 練馬区歯科医師会
メッセージ
歯科医療は、患者さんと長く関わることで、その方の人生を豊かにできる仕事だと考えています。
そのため、目の前の症状を改善するだけでなく、10年後、20年後のお口の健康も考えながら診療を行っています。
患者さんが、できればご自身の歯を長く維持しながら、食事や会話を楽しめるように。その積み重ねを支える存在でありたいと思っています。

