院長 清水 雄一郎の推薦状、インタビュー、経歴などを掲載しています。
スティーブンソン教授からの推薦状
Shimizu Dental Clinic の患者さまへ
清水雄一郎先生を紹介する機会を与えられ、大変に光栄です。清水先生は、米国UCLAにて1年間の修復トレーニング課程を終了しました。私たちのプログラムは、米国内外の歯科医師を対象とし、座学、講師として学生教育、実際の患者治療を通し、歯を修復することに関して、幅広い分野の知識と技術を身につけられるようデザインされています。
清水先生は、2年間の歯科総合医プログラムの後、当プログラムに入学しました。他の同級生と同じく、患者さんに対し最高レベルの治療を提供するには、歯の修復治療をさらに追求する必要があると感じたようです。同僚や講師陣から受けた、時に厳しい指導は、雄一郎の技術・知識レベルを飛躍させ、本当に良い治療を求める患者さんに対して、適切な治療を提供していました。このプログラムを終了したときには、彼はアートとサイエンスを融合した修復歯学を深いレベルで理解していました。その理解を通し、治療、他者への教育、歯科医師としてのプロ意識は、次のレベルへと到達しました。
保存修復プログラムのディレクターとして、雄一郎と接しているうちに、このように感じました。清水先生は、控えめだが、熱意を持った歯科医師である。彼は、伝統的で確実性の高い治療技術から、最先端の修復歯学までに興味を持ち、それらを自分のものとするため一切の妥協を許しませんでした。彼は、信頼がおけます。そして、倫理的で、他者に対する正直さを高いレベルで維持しています。
生涯を通して学び続けることに加え、清水先生は、国際的な場所で講演を行ったり、タッカーアカデミー東京支部の会長として、信頼役として、連絡役としても奉仕しています。
私は、清水先生が、患者さんに最高レベルの満足を与えると確信しています。特に、治療の品質を気にかける患者さんに対して。
2015年11月17日
リチャード・スティーブンソン・三世
オペラティブアカデミー認定医
UCLA 保存修復学 臨床教授・チェアーマン
院長インタビュー
なぜ、石神井公園で開業されたのですか?
住宅地で仕事をしたいというのがありました。これは、アメリカ留学中に学んだことですが、「患者さんの人生を通してお口の健康をサポートすることが一流の歯科医師だ」という教えに基づいています。私の父も歯科医師で、板橋区の住宅地で開業しています。卒業してから留学中を除き10年間一緒に仕事をしてきました。板橋区歯科医師会の会長まで務めたので、後を継ぐことも考えたのですが、自分の理想とする予防を中心とした歯科医療を行うには手狭な場所だったため、独立を決意しました。
開業する際に、こだわったことは何ですか?
病気の原因を追及できる歯科医院にしたいと思いました。お口の中の病気は、虫歯も歯周病も、とてもゆっくり進行するものです。例えば、虫歯になったのは、昨日虫歯で穴があいたわけではありません。数年間という長い時間をかけて進行した虫歯が、たまたま今日の検査で見つかったということに過ぎません。
ですから、虫歯で穴があいたと言うことは、その前数年間に虫歯になった原因が隠れているわけです。その原因を突き止め、再発を防止することが本当の治療と考えています。しかし、日本では「虫歯になったら削って詰めて」というところで止まりがちです。また、衛生管理とプライバシーの保護も徹底しています。こちらは、ホームページの記事をご覧ください。
アメリカ留学のきっかけは?
元々は英語ができれば世界が広がると思って、語学留学をしようと貯金をしていました。語学学校を調べているうちに、アメリカの歯科大学にはインターナショナルプログラムという、アメリカ国外の歯科医師向けプログラムがあることを見つけたことで、歯学部への留学へと目標を変えました。
日本では、歯を失う患者さんを多く診察していたので、そういう方々の役に立てるように、インプラント先進国と言われているアメリカで、インプラントの勉強をしようと思っていました。ただ、アメリカの歯科事情もよく分かりませんでしたから、まずは総合診療科という、歯科医学全般を学べるところに申し込みをしました。幸運にも合格し、入学することができました。後で聞いたら、5名応募があり、受かったのは自分だけだったと言うこと。本当に幸運でした。
歯科総合医と聞きましたが、どのようなものですか?
アメリカでは、治療の種類毎に専門医のもとで治療する傾向があります。歯を抜くなら外科の専門医、神経の治療なら根の専門医、歯を失ったら入れ歯の専門医など。患者さんは専門医による質の高い治療を受けられる一方で、根の専門医に行けば歯を残しましょうと言われ、インプラントの専門医に行けばこの歯を抜きましょうと言われ、本当に自分にとって一番良い治療が何かを見失うことがあります。そのような時に、歯科総合医 (Advanced Education in General Dentistry) の出番です。
歯科総合医は、現在、アメリカで力を入れて教育している分野です。歯を残すべきか抜くべきか、虫歯の治療材料は何を選ぶべきか、患者さんに寄り添い、本当に求めてる治療を選んであげるということです。アメリカの歯科総合医プログラムでは、的確な診断のもと、専門医の指揮官となり、患者さんに本当に有益な治療を提案することをトレーニングされました。その上で、自分自身の知識・スキルも向上させ、1つの医院でなるべく完結させるということ。専門医であれば治せる場合は、正しい専門医を紹介することのトレーニングを受けてきました。
専門の治療はありますか?
もともとインプラントの勉強をするつもりで留学したのですが、総合医プログラムの中で受講した「タッカーテクニック」と呼ばれる虫歯治療法に感銘を受けました。これは、ゴールド(金)を使った治療法なのですが、様々なことにこだわってきちんと治すことで、再治療となるリスクを限りなくゼロに近づけようというコンセプトです。タッカー先生の治療では、94.1%の歯が、治療後40年経っても問題なく使えているというのです。日本の保険診療しか知らなかった私には、目から鱗が落ちました。
日本での経験から、虫歯は治療後数年で再発し、再治療を繰り返し歳を取れば歯を失うのは仕方ない、と思っていたのに、アメリカではそうではなかったのです。もちろん、総合医としてのトレーニングをしっかりと受けて、インプラント、入れ歯、矯正、歯周病なども身につけてきました。その中でも、歯を残す治療を得意としています。特に虫歯治療にはチカラを入れており、日本では当院でしか提供できないクオリティを目指しています。
お休みの日は何をされていますか?
娘が2人いますので、休みの日はもっぱら育児や家族との時間を過ごしています。他には、月に1度バンド活動をしています。ピアノを担当していて、ジャズやファンク、ボサノバなどを演奏しています。ドラム、ベース、トランペット、サックスと結構大きなバンドで、メンバーは大学時代の先輩後輩なので、歯医者バンドですね。冬はスキーを楽しんでいます。中学、高校と競技スキー部に入っていました。スラローム競技では、東京都代表として大会に出たこともあります。今の歯医者もそうなんですが、始めると突き詰めたくなる性格なので、こだわりが必要なこの仕事も天職かと思っています。
最後に、インタビューをご覧の方にメッセージをお願いします
「初めて歯医者に来るのが楽しみになった」「こんなに親身になってくれる歯医者には初めて会った」など開業以来、本当に嬉しい言葉をたくさんいただいています。そう言っていただけるのは、自分たちが正しい医療を提供できているのかと思っています。どうも、ありがとうございます。しかしながら、世界には、私の尊敬する先生がたくさんいます。その方達を追い越せるよう、現状に満足することなく、最善の歯科医療を追求していきます。歯科医師として働ける限り、どうぞ、よろしくお願いいたします。
院長経歴
院長・清水雄一郎 | ||
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所属学会 | 米国タッカーアカデミー 日本支部長・認定メンバー 日本メタルフリー歯科学会 常任理事・認定医 米国オペラティブアカデミー(歯科保存修復学)メンバー |
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学歴 | 1996年 暁星高等学校 卒業 2002年 2007-2009年 2009-2010年 |
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講演・発表 | 2010年 Westwood Dental Study Club ロサンゼルス ist 歯学勉強会 CDSC 歯学勉強会 Westwood Dental Study Club 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 |
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卒後研修プログラム | 2008年 インプラント Implant A to Z(カリフォルニア大学 ロサンゼルス校) 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 |
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学会参加歴 | 2007年 Nobel Biocare Global Symposium(サンディエゴ カリフォルニア州 アメリカ) 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 |
信念にしている言葉
“No matter how educated, talented, rich or cool you believe you are, how you treat people ultimately tells all.”
「どんな教育を受けようが、才能があろうが、お金持ちだろうが、格好良かろうが、そんなことは一切関係ない。目の前にいる人にどう接するかだけが、その人の全てを語る。」
設立した組織
The Academy of R,V, Tucker Study Clubs 日本支部
世界6ヵ国で約400人のメンバーが活動する、“究極の虫歯治療”を追求する学会。メンバーには、大学教授陣やその他学会の会長も在籍しており、アメリカでは虫歯治療において最も権威のある学会のひとつです。
留学中に目の当たりにした、今まで見たことがない高いクオリティの治療に感銘を受けた院長・清水が、学会本部へプレゼンテーションを行い、2010年に日本支部設立の認可を受けました。年に2回、アメリカ、カナダより実力ある講師を招き、臨床実習を通して知識・技術を高いレベルで維持できるよう研修を続けています。また、「最高品質の虫歯治療は長期的にお口の健康を守る」ことを広める活動も行っています。
The Academy of R.V. Tucker Study Clubs Website (英語)
Westwood Dental Study Club
ロサンゼルスに留学経験を持つ歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の勉強会、交流組織。アメリカ留学中の2009年に、日本人の准教授2名とともに設立しました。現在のメンバーは、80名以上。全員が研究から臨床まで第一線で活躍する実力者ばかりです。ロサンゼルスでは3ヶ月に1度、日本では年に2度、会合や勉強会を開き、日本の歯科医学のさらなる向上を目指し、活動しています。
Westwood Dental Study Club ホームページ