水紋

国立感染症研究所・国立国際医療研究センター・国際感染症センターの新型コロナウイルスの感染予防策に則り、診療を行っています。

この状況下において、最も大切なことは、もし感染した患者さんが来院された場合に、他の健康な患者さんやスタッフに対して、新たなウイルス感染をさせないことです。(水平感染、院内感染の予防)

現状をご理解いただき、体調の優れない場合や発熱がある患者さんには、自発的なご予約の変更をお願いしております。また、当院スタッフには、体調不良を感じる際には積極的に仕事を休んでもらっています。

院内感染予防は、開業当時から最もチカラを入れていることの1つです。新型コロナウイルス流行前から、標準予防策を行っていますので、結果として今回推奨されている対策は全て行っていますが、改めて以下に記します。

1.医療機関 における COVID-19 の疑いがある人や COVID-19 患者の診療時の感染予防策

→ 新型コロナウイルスは、無症状の方が多いのが特徴です。当院では、全員がコロナウイルスを持っている可能性がある前提で診療、及び消毒、滅菌を行っています。

Ⅰ標準予防策に加え、 接触、飛沫予防策 を行う

→ 標準予防策とは、全ての人が感染している前提で消毒、滅菌を行うことです。

→ 患者さん入れ替えのタイミングで、患者さんに接触する物は原則使い捨て、使い捨てにできないものは、高圧蒸気滅菌を行っています。診察台など、患者さんに触れる部分は、70%アルコールもしくは次亜塩素酸ナトリウムによる清拭による除菌、殺菌を行っています。

Ⅱ診察室および入院病床は個室が望ましい

→ 当院の診療室は、全て個室診療室です。

Ⅲ診察室および入院病床は 陰圧室である必要はないが、 十分換気する

→ 個室の診療室には、それぞれ個別の換気扇が設置され、室内の空気を換気し続けています。


1)上気道の検体採取を実施する場合(鼻咽頭ぬぐい液採取 等)
サージカルマスク、 眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン(不足の場合はエプロン可 )、手袋を装着する
2) エアロゾルが発生する可能性のある手技(気道吸引、気管内挿管、下気道検体採取 等)
N95マスク(または DS2 など、それに準ずるマスク 、眼の防護具 (ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン、手袋を装着する

→ 当院でコロナウイルスの検査を行うわけではありませんが、感染者→医療従事者→他の患者さんへの院内感染を予防するため、サージカルマスクの装着、ゴーグルの装着、使い捨て手袋の装着を行っています。

Ⅴ 患者の移動は医学的に必要な目的に限定 する
なお、職員(受付、案内係、警備員など) も標準予防策を遵守 する 。

→ 診療室及びレントゲン室への移動は、医学的に必要な場合にだけ行います。また、職員すべてサージカルマスク、ゴーグルの装着、手洗い・うがいを励行し、スタッフも防護に勤めています。

3.環境整備
医療 機関においては、患者周囲の高頻度接触部位などはアルコールあるいは 0.05% の次亜塩素酸ナトリウムによる清拭で高頻度接触面や物品等の消毒の励行が望ましい 。詳細については、「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド」等を参考にする。

→ 上に記した通り、患者さん入れ替えのタイミングで、患者さんの触れるものは全て、アルコールもしくは次亜塩素酸ナトリウムによる清拭を行っています。これは、開業以来、新型コロナウイルスが流行する前からずっと行っています。

 

詳細を知りたい方は、専門的な説明になりますが、下記リンクをご覧下さい。

https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200319.pdf

スタッフへは、不要不急の外出を自粛するよう指示を出し、また上に記した通り、できる限りの予防策をとっています。

今後状況が変化しましたら、ホームページ上で告知いたします。